12月19日(土) 伊予灘のタチウオ釣り


数型ともに期待できる伊予灘のタチウオシーズン真っ盛り。

今日もよろしくおねがいします。



数を狙うか 型を求めるか

船頭さんの戦略はいかに。


1時間ほど走って 最初のポイント到着。

すでに20隻ほどがタチウオを狙っている。


大きいの狙ってみますということで

期待を込めて釣り開始。


最近絶好調のKさん



船中ファーストヒットが いきなりF6ドラゴン!


いきなりの良型登場に みなさん気合いが入る。


大きいウルメの頭をとって

タチウオが噛みつきにくる腹側にステンの針金がこないように



針金の巻き方一つでアタリの数に大差がでる。


私にもようやく最初の1匹。



F5サイズのプチドラゴン。


釣り開始1時間は いい感じでアタリが続き

みなさんポツポツとタチウオを揚げている。


前回は水深120m ヒットレンジが90m前後であったが

今日は水深50〜70m ヒットレンジが40〜30mなので

手返しも早く 随分楽である。



早アワセを心がけウルメ1匹でタチウオ4本キャッチなんてことも。



気が付けば 船がどんどん増えてきて

それに伴いアタリは減ってしまった。


潮も緩んだようで 一服状態。



最初のイワシ1袋(10匹)がタチウオ15匹に化けた。



食いが悪くなったので小移動。


アタリはあっても乗らなかったり

針に掛かってもサイズが小さかったりで


再びポイント移動。


朝は気温が低く 風も冷たかったが

風も収まり 太陽が出てくると

真冬なのに暑すぎ。



防寒着脱いで

ダウンジャケット脱いで

フリース脱いで

ネックウォーマーも帽子も脱いで…


一昔前のテンヤ釣りといえば

微速で巻き続け コンという前アタリのあと

グッと押さえ込む本アタリで合わせるというものだが

今やっているのは個人的にはティップランに近い釣り方。

とはいえ50号テンヤにでっかいウルメを付けて かなりの水深。

アオリのティップランのようなゆったりとしたロッドの動かし方では

ロッドが少し曲がるだけで 海中のテンヤはほとんど動いていないので

電動巻き上げながらバッシバシとまわりの方が驚くほど激しく動かし そして ステイ。

おそらく他の誰よりも激しく動かしているような気がする。

大きくそして激しく動かし ピタッと止める。

このメリハリがタチウオに口を使わせる。



アタリの取り方(合わせのタイミング)は大きく分けて3パターン

コンという前アタリのあと

@竿先がグッと押さえ込まれるアタリ→タチウオがテンヤを横に引っ張っている

  これは誰でも分かるアタリ

A竿先が戻る食い上げアタリ→タチウオがテンヤを上に持ち上げている
    
  合わせるタイミングが難しいが 電動MAX巻き+合わせで対応

B竿先に変化はないアタリ→タチウオがテンヤを噛んだままホバリング

  一番判断が難しいが ホバリング状態の時は 竿先をほんのちょっと下げたときに

  そのわずかな瞬間ラインのテンションが抜ける(分かるかな〜)

  即合わせで対応。

  Bはアジ飲ませで狙うアオリのアタリの取り方と非常に似ている。

   竿先にアタリが出る前に勝負をかけた合わせをするところが。

Aの食い上げアタリでフッキングできるかと

Bの竿先にアタリが出る前のホバリングでフッキングができるかで

最終的な釣果の差は2倍3倍になる。

AやBでフッキングできるとイワシのダメージは少なく

イワシ1匹でタチウオが2匹3匹4匹と釣れ 結果的に手返しがよくなり釣果も伸ばせる。



アワセがバッチリ決まると楽しいものである。



昼までに30本ほど釣って 今日はいいペースだと思っていたら

午後から失速。

一流しで1本釣れるかどうか。



あえて船団には入らず

活性の高い群れを探してピンポイントで攻めていく。


このまま尻すぼみで終了かと思ったら

僚船よりタチウオパラダイス発見の入電があったようで

最後のポイント移動。



仕掛けを落とせばアタリがあり

掛け損ねても何度でもアタックしてくる。 

ヒットレンジも30m前後と浅い。 

怒濤の入れ食いタイム。

小一時間で20本ほど追加したところで



15:30 終了〜


50Lのクーラーの蓋が閉まらない…

ウルメ30本で2倍近くのタチウオが釣れたので

コスパ的にも十分かと。



ジギングで釣っていた船やアングラーかなり苦戦していたようだが

テンヤ組はそれなりの釣果を出していたようだ。

かといってテンヤにエサをくくりつけて落とせば釣れるというものではない。

ジギング以上にタチウオとの駆け引きが必要で

テンヤに命を吹き込むロッドワークや合わせのタイミングを見極める集中力が要求される。

テンヤタチウオ 楽しすぎる。



本日の釣果 タチウオ 〜115cm 55匹